11年12月6日 @MOVIXココエあまがさき
元プロ野球選手で短気な性格のビリー・ビーンは、アスレチックスの
ゼネラルマネージャーに就任する。チームはワールド・チャンピオンになるには
程遠い状態で、優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。あるとき、ピーター・ブランドという
データ分析にたけた人物との出会いをきっかけに、「マネーボール理論」を作り上げる。
しかし、「マネーボール理論」に対し選手や監督からは反発を受けてしまい……。
(Yahoo!映画より抜粋)
ゼネラルマネージャーに就任する。チームはワールド・チャンピオンになるには
程遠い状態で、優秀な選手は雇えない貧乏球団だった。あるとき、ピーター・ブランドという
データ分析にたけた人物との出会いをきっかけに、「マネーボール理論」を作り上げる。
しかし、「マネーボール理論」に対し選手や監督からは反発を受けてしまい……。
(Yahoo!映画より抜粋)
統計学を野球に応用し、
既製概念を打ち砕こうとする姿を描きます。
既製概念を打ち砕こうとする姿を描きます。
作品は終始、ブラピ演じるビリーを中心に描かれ、
彼のトラウマや娘との交流をまじえながら、
彼の成長とチームの成長を切り取っていきます。
彼のトラウマや娘との交流をまじえながら、
彼の成長とチームの成長を切り取っていきます。
事実に裏打ちされているということもありますが、
ストレートな作品運びと、漂う誠実さが、
作品にリアリティをもたらしています。
ストレートな作品運びと、漂う誠実さが、
作品にリアリティをもたらしています。
理屈だけで何とかなるわけでもないですが、
理屈なしには何ともならないことを
敢えて間接的に描くところも嫌味がありません。
理屈なしには何ともならないことを
敢えて間接的に描くところも嫌味がありません。
ラストにかけての展開も、ややあまのじゃくながら、
更なる可能性を捨て切らないところは好印象。
更なる可能性を捨て切らないところは好印象。
オタク系のジョナ・ヒルが極めて好演な上、
娘役の子の歌声が白眉なところも見所。
娘役の子の歌声が白眉なところも見所。
一般的な野球作品によくある派手さやカタルシスは無いので、
ただの野球ファンや単なるブラピファンには
退屈なきらいもありますが、既成概念にとらわれず
信念を曲げないことの重要性を思い出させてくれる佳作。
ただの野球ファンや単なるブラピファンには
退屈なきらいもありますが、既成概念にとらわれず
信念を曲げないことの重要性を思い出させてくれる佳作。
評価 : ☆☆☆☆